ボウリングで、ボールを投げた時に、ボールの回転がコマのようにスピンするように回転していくボールをスピナーボールと呼びます。

台湾などアジア地域でよく見られる回転で、UFOボールと呼ばれることもあります。

ここでは、ボウリングのスピナーボールの投げ方について考えていきたいと思います。


1.スピナーボールとは?

ボウリングでは一般的なフックボールを投げると、ボールの回転軸は、地面と平行に近いものとなります。

これにより、ボールがピンに向かって曲がって進むような軌道を描いていきます。

しかし、ボウリングのスピナーボールでは、回転軸が地面と垂直に近くなり、ボールに付着するオイルの輪も小さくなります。

このスピナーボールは、このように回転軸がコマのように垂直に近い形になるので、スピンをするようにボールが回転しながらピンを倒していきます。

このため、ピンアクションは良くなりますが、水平方向に回転しているだけなので、レーンとボールとの摩擦力を得ることができないので、フックボールのような曲がるボールに比べると回転の割には意外と回らないボールとなります。


2. スピナーボールの投げ方

スピナーボールは、ボウリング初心者の方で、ボールを曲げようとするあまり、手首をこねて無理やり回転させようとする投げ方をするときに起こりがちなボールです。

ボールをリリースした瞬間に、無理やり手首をこねる動作が大きくなり、ボールに縦回転がつかずに横回転だけがついた状態でボールが進んでいきます。

もし、ボウリングのスピナーボールを投げようとするならば、次のような投げ方になります。

* バックスイングからボールがスイングの最も低い点に行くまでの間に、親指(サム)とフィンガー(中指、薬指)でボールを回すような投げ方をする。

* ボールをリリースする時は、足元にボールを落とすような投げ方をする。

このような投げ方で、ボールに強い横回転をかけることで、スピナーボール(UFOボール)を投げることができますが、普通のフックボールに比べると、手首をひねりながらボールをリリースしていくことになりますので、そのタイミングをつかみ、コントロールの良いボールを投げるためには、かなりの練習は必要となります。

また、力ずくでボールに回転をつけようとすると、手首を痛めてしまうかもしれませんので、徐々に回転をつける感じを強くしていくほうがいいでしょう。

どちらかといえば、力を入れて回転をつけるというよりも、力を抜いて、手首をひねる量を調整していくような投げ方で投げていくと、うまく横回転がついたボールが投げられるようです。