ボウリングが上達するためには、スコア計算の仕方を練習しておくことも大変に重要なものです。

最近ではほとんどのボウリング場でコンピューターによるスコア計算が行われるので、スコア計算ができなくても大丈夫な場合が多く、実際にスコアの計算ができない方も結構いらっしゃいます。

しかし、ボウリングをより楽しんで上達していくためには、スコア計算の練習も行い、画面を見て瞬時に計算ができるようにしておいたほうがいいでしょう。

スコア計算ができれば、相手とのスコア比較もできるようになるので、より楽しみながらゲームを楽しむことができるようになるはずです。


1. スコア計算の基本

スコア計算の基本は次の通りです。

* ストライクの場合は、次の2投の合計に10を加算する
* スペアの場合は、次の1投に10を加算する
* それ以外であれば、1フレームの中で倒したピンの本数を加えていく
* 10フレーム目は、2投あるいは3投して倒したピンの本数を加える

このように、ストライク、あるいはスペアを取った場合は、次の投球の結果が出なければスコアの計算はできません。

コンピューターによるスコアでも、ストライクあるいはスペアを取った場合は、空白のままですが、それはこれらの場合は、次の1投目あるいは2投目の結果が出ないとスコアが決まらないということを示しているわけです。


2. スコア計算の例

例えば、1フレーム目でストライクを取った場合、次の2投目の結果が出るまではスコアの記入はできません。

次のフレームの最初の投球が、9本で、その次でスペアを取ったとすれば、1フレーム目のスコアは、10+9+1で20ということになります。

また、1フレーム目でストライクを取り、2フレーム目もストライクだった場合、1フレームのスコアは2フレームでストライクを取った段階ではまだ記入できません。

3フレームの1投目の結果が出たところで初めて1フレームのスコアが決まります。

3フレーム目の1投目が9本であれば、1フレーム目のスコアは10+10+9で29ということになるわけです。


3. スコア計算ができればボウリングも上達します。

スコア計算ができなくてもボウリングを楽しむことはできますが、スコアの計算がわかれば、あとでスコアシートをみて、どのフレームが悪かったとか、ここでストライクを取っておけばこうなったとか、反省するときにも必ず役立つはずです。

日頃の練習時から、コンピューターの画面を見るだけなく、次のフレームでどのように投げたらどのくらいのスコアになるかを計算しながらボールを投げていくと、どのようなボールをどこに投げていけばいいかなど戦略を持った上での投球もできるようになるはずです。

そのような練習を重ねていけば、ボウリングの腕もどんどん上達していき、スコアも自然に上がってくるはずでしょう。