ボウリングの投げ方にはいろいろな種類がありますが、最近主流になりつつある投げ方としてローダウン投法というものがあります。

ローダウン投法は、アメリカのプロリーグなどでも多くのトッププロボウラーが最近取り入れている投げ方で、ボールをリリースするときに強い回転を与え、リリース直後から、大きなカーブを描いて、ピンを弾き飛ばすように倒していく投げ方で、ストライクを取る確率も高くなりますし、見た目も大変派手です。


1. ローダウン投法とは?

ボウリングの投げ方で最近多くのボウラーが取り入れているローダウン投法というものは、ボールをリリースするときに高い回転数を与え、自在にボールを曲げて豪快にピンを倒していくものです。

通常のボウリングの投げ方と比較すると、より手首の柔軟性が必要となる難しい投げ方をするので、この投げ方を上達させるまでには繰り返し練習を積む必要があります。

また、普通の投げ方をしっかりマスターしていない初心者では、手首や腕の故障の危険性も高まる投げ方なので、まずはしっかりとボールが投げられるようにボウリングの腕が上達してから、このローダウン投法を練習したほうがいいでしょう。


2. ローダウン投法の投げ方

ローダウン投法は以下のような投げ方です。

* ボールをリリースする直前まで、手首と肘を内側に曲げてボールを抱え込みます。

* ボールが体の真横に来たタイミングで、肘を伸ばし、手首を後ろ方向に向けボールをリリースします。

* ボールをリリースする時はボールを落とすような感じでリリースし、同時に中指と薬指でボールを前に押し出すようにします。

* リリースの瞬間に手首のスナップを利かせてボールに回転を与えます。

ローダウン投法でボールをリリースすると手首に大きな負担がかかり、手首の筋力を鍛えておかないと、手首を痛めたり、腱鞘炎のような故障を起こすことがあるので、徐々にこの投げ方を練習していくようにしましょう。


3. フックボールの投げ方

ローダウン投法で投げるためには、肘の動きと手首のスナップ、そして下半身の動きをタイミングよく合わせる必要があります。

なかなか、これらのタイミングを合わせることは大変ですが、ボウリング場で実際にボールを投げて練習を行うだけでなく、シャドウボウリングで繰り返しタイミングを合わせる練習をしたり、ビデオで自分の投球フォームを撮影し、肘の動きや足のスライドの動きなどを確認したりすることも大変有効な練習方法です。