ボウリングの1ゲームで全てストライクを取ることを「パーフェクト」と言います。

1フレーム目の一投目から10フレーム目の最後まで、12回連続でストライクを出せばいいわけですが、口で言うほど簡単なことではありません。

ただでさえ、ストライクを取ることは難しいことですが、それをミスなく12回繰り返しパーフェクトを達成するためには、ボウリングの技術だけでなく、メンタルが強くないといけないわけです。


1. パーフェクトのスコア

それでは、ボウリングでパーフェクトを達成した時のスコアはいくつになるのでしょうか?

全ての投球がストライクになるわけですから、一投目がストライクとすると次の投球とその次の投球がボーナスポイントとして加算されていくので、各フレームの点数は30点ずつ増えていきます。

つまり、1フレームから9フレームまでは30点ずつ加算され270点となり、10フレーム目は、3投ともストライクであれば、そのまま倒したピン数が加算されて、最終的には300点となるわけです。

ちなみに、ストライクとスペアが交互になった場合(ダッチマンゲームと呼びます。)のスコアは200点となり、全てのフレームがスペアの場合は最高でも185点となり、パーフェクトの点数とは大きく違ってきます。

いかにストライクを取り続けることが難しいかということがこれをみてもよくわかりますね。


2. ストライクを達成する確率

よくボウリングのストライクを出すのとゴルフのホールインワンを出すのとどちらがむつかしいだろうか?という話があります。

どちらも達成するのは大変難しいものであるということはわかりますが、実際にボウリングでストライクがでる確率はどのくらいなのでしょうか?

例えば平均してストライクを出せる確率が50%のボウラーで考えてみましょう。

1投目がストライクになる確率は1/2になりますが、2投目の確率は、1/2 X 1/2で
1/4となります。

続いて3投目でストライクがでる確率は、1/4 x 1/2なので1/8となります。

このように計算をしていくと、12回連続でストライクを出す確率は、1/4096となります。(12回連続でのストライク率は、0.024%となります。)

これを、ゲーム回数で換算すると、4,166ゲームに1回パーフェクトを達成するということになり、毎日3ゲームやっても、4年はかかるということになるわけです。

ちなみに、平均ストライクが50%というのは、アベレージでいうと200点となりますが、
アベレージが220点の場合、平均ストライクが60%になりますが、同じように計算していくと、12回連続でストライクを出す確率は0.22%となり、450ゲームで1回パーフェクトを達成できる計算になります。

いずれにしても、簡単にパーフェクトを達成できるわけではないことだけは明らかですが、ボウリングをしていく中で、パーフェクトを取ることは大きな目標の一つとなるものです。

狙って出せるものではないかもしれませんが、ぜひパーフェクトを目指して頑張っていきましょう。