ボウリングのボールには、大きさに規定があります

また、さまざまな種類の表面素材が使われていて、それらの違いにより、曲がりやすい、曲がりにくいなどボールの動きが大きく変わってきます。

ここでは、ボウリングで使うボールの種類についていろいろとご紹介していきたいと思います。


1. ボールの大きさ

ボウリングのボールは次のように規定されています。

円周の長さ:26.704インチ 〜 27インチ以内 (67.828cm 〜 68.58cm以内)

直径:8.5インチ 〜 8.595インチ以内(21.59cm 〜 21.831cm以内)

ボウリングのボールをレーンの横幅いっぱいに並べると、およそ5個のボールを並べることができます。

ボウリングのレーンは、39枚の板が並べられていますので、ボール1個の直径はだいたい板6枚分となります。


2. ボールの表面素材

ボウリングで曲がるボールを投げるためには、曲がりやすいボールを選択することが必要です。
ボールが曲がるためには、ボウラーの投げ方だけでなく、レーンとボールとの摩擦係数が大きく影響してきます。

つまり、ボールを曲げたいのであれば、自分の投げ方とどのような表面素材のボールを選ぶかが大変重要なポイントとなるためです。

現在、ボウリングのボールの表面素材として使われているものには、大きく分けて4つの種類があります。


1. プラスチック(ポリエステル)

摩擦係数が低く、曲がりにくいボールになりますので、初心者向けのボールです。

ボウリング場で使われているハウスボールのほとんどがこのタイプのボールになります。

また、曲がらないボールなので、スペアを取るためのボールとして使われています。


2. ウレタン

20年ほど前までは主流で使われていた素材ですが、最近はあまり使われていません。

プラスチックと比較すると曲がりやすいボールです。


3. リアクティブウレタン

レーン上のオイルがあるところでは滑りやすく、オイルがないところではよく曲がる性質を持っています。


4. テクスチャー系(プロアクティブ系・パーティクル系などと呼ばれることもあります。)

大変強い曲がり方をするボールで、上級者向けのものとなります。

ボールコントロールが大変難しくなりますが、使いこなせるようになると大きな威力を発揮することができるボールです。

このように、ボウリングのボールにもさまざまな種類があり、技術のレベルや目的によって選ぶことができます。

どういう素材のボールが自分にあってるかをよく考えて検討するようにしましょう。