ボウリング初心者における手首の使い方についてお話します。手首は基本的に固定するのが良いのですが、フックボールやストレートボールの場合も手首を曲げず投げると回転がよくかかります。
手首の使い方によって、ボールの勢いも変わって来ます。上達するには手首も大きなチェックポイントになってきます。
1.リスタイは着けるべきか
ボウリングでは補助器具でリスタイというものがあります。
リスタイとは、手首を固定するプロテクターのようなものです。革の手袋の中に鉄板が入っています。
さて、そのリスタイですが、着けるべきかどうかは慎重に検討しなければなりません。なぜなら、着けることによって、ボールを落としてしまう場合や、逆に親指で握ってしまうというデメリットがあります。
リスタイは手首を固定するので、回転も増しますが、先程言ったデメリットがあるので、出来れば着けずに投げた方が良いです。
プロに以前にお聴きしたところ、やはり着けない方がボウリングにとっては良いとのことでした。初心者はリスタイを着けずに上達を目指しましょう。
2.手首が曲がってしまうのを防ぐには
リスタイを着けずに投げた場合、どうしても手首が曲がってしまう時があります。手首が曲がると十分な回転もつきませんし、最悪の場合手首を痛めてしまうこともあります。
それを防ぐには、まず意識を集中して手首を真っ直ぐにして、腕全体が棒になるようなイメージを持ちましょう。肩を起点に振り子スイングするようにしっかり腕を振りましょう。
多少スナップは効いても良いです。スナップも回転の為には必要なことです。
次に手首が曲がるのを防ぐ方法は、ボールを指で握らないことです。親指から自然に抜けていくようにスムーズな動きが理想です。
普段の練習では素振りの時も、手首を曲げずにしっかり腕を振ってフォームを固めます。まずしっかり自分のフォームを固めることがボウリング上達の近道です。
3.手首を痛めた場合
もし手首を曲げて投げていて、手首を痛めてしまったら、すぐに練習を終了しましょう。無理して投げれば痛みが増し、最悪の場合二度と投げることが出来なくなってしまいます。
初心者は特に無理して練習を続ける傾向があります。怪我をしたら休む、これは基本中の基本です。1週間でも痛みが治まらない場合、整形外科等病院へ行きましょう。
怪我をしては、せっかく上達していたのも水の泡になってしまいます。ボウリングも重いボールを持つハードなスポーツです。手首を痛めないよう無理のない範囲での練習や準備運動も入念にやりましょう。
このように手首の使い方について話して参りましたが、いかがでしたでしょうか。私は指が動くプロリストを使っていますが、やはりボールを落としてしまいます。
手首を固定することはメリットもありますが、デメリットもあるということを覚えておきましょう。あとはプロにしっかり相談することも大切です。
個人で判断するより、人の意見を聴くことも初心者が上達する為には必要不可欠です。