ボウリングで、安定したボールをゲーム中に投げつづけるためには、手首の柔軟性と筋力が大変重要です。

実際のボウリングの試合では、重いボールを繰り返し投げなければならないわけですから、ケガや故障に耐えうるような手首の鍛え方が必要となってくるわけです。


1. 手首の重要性

ボウリングの技術を上達させて、ストライクを取る確率を上げるためには、ボールに回転を与えて投げて狙ったところにボールを当てていかなければなりません。

このため、ボールをリリースする時には、手首に大きな負担がかかってくるわけです。

また、ボウリングは重いボールを何回も同じように繰り返し投げて競っていくスポーツです。

試合などでは3ゲーム、4ゲームと連続して投げ続けるようなこともあり、試合が進むにつれて握力も徐々に弱くなり、リリースポイントもずれてきて、投げるボールもだんだん不安定になり、コントロールも定まらなくなってしまいます。

このように、安定したボールを投げ、ボウリングを上達させるためにも、手首を鍛えていくことは大変に重要なことになるわけです。


2. 手首を鍛えるためのトレーニング方法

手首を鍛えるためにはさまざまな方法が考えられますが、手軽なものとしては、握力をつけるためのハンドクリッパーを用いたトレーニングやゴム製のチューブを用いたトレーニング方法などがあります。

この他にも、軽めの鉄アレイや水を入れたペットボトルなどを使ったトレーニングも手首の筋力をつけるために有効な方法です。

しかし、いきなり重いものを持ってトレーニングを行うことは、手首に負担をかけるだけで、故障の原因となってしまいます、まずは、軽い負荷からトレーニングをスタートし、自分の筋力に応じたトレーニングを日々繰り返して行うようにしましょう。

また、ボウリングを始める前には、手首のストレッチも十分に行うようにしましょう。

これにより、手首の柔軟性も高められますし、ケガの防止にもつながっていくはずです。


3. ケガや故障を防ぐためにも手首を鍛えておこう

ボウリングで発生する手首のケガや故障には、関節痛や腱鞘炎などがあります。

これらの症状では、いきなり痛みは出ずに、徐々に痛みが強くなり、最後にはボールも持てなくなってしまうほどの痛みになっていきます。

関節炎や腱鞘炎になってしまうと、ボールも投げられなくなってしまい、ボウリングを楽しむことができなくなってしまうだけでなく、日常の生活にも支障をきたすようになってしまいます。

ボウリングを楽しみながら上達していくためにも、日頃から手首を始め、上半身、下半身とも鍛えるようなことをしていくことが大切です。