ボウリングでは、指のケガを防止するためのケアも大切なことです。

指をケアする方法としては、指へのテーピングが有効です。

テーピングによって、指のケガを防ぐこともできますし、指穴の調整もすることができます。

ここでは、ボウリングでの指のテーピングについて考えていきたいと思います。


1.テーピングの効果

通常テーピングの効果として考えられるのは、ケガをしないように関節を保護したり、筋肉をサポートしたりすることですが、ボウリングの場合、特に指へのテーピングは、主に皮膚を保護することが主な目的となります。

また、指へのテーピングは、指の保護だけでなく、親指の抜けをよくしたり、中指・薬指の引っ掛かりをよくしたりする効果もあります。

テーピングをする前には、手を良く洗って、汗やクリームなどをよく落としておきましょう。

汗やクリームなどが手に残ったままテーピングをすると、途中で剥がれてしまい、巻き直しをしなければならないこともあります。

さらに、これまで素手でボールを投げていた方は、テーピングをすることで、指穴がきつくなってしまうことがあります。

その場合は、ボールに指穴を開け直すことにもなりますので、注意が必要です。

ボウリング初心者の方はどのようなテーピングしたらいいかよくわからないと思いますので、まずはインストラクターやプロショップの店員に相談して、適切なアドバイスをもらうことをおすすめします。


2. 親指のテーピング

親指は、ボールをリリースする時にどうしても指とボールが擦れてしまうので、皮が剥けやすくなります。

このような場合、親指の背にテーピングをすることで、直接ボールと皮膚が当たらないようにすることで、皮が剥けてしまうことを防ぐことができます。

また、このような親指のテーピングには、親指の抜けをよくする効果もあります。

特に、リリースの時にボールを握ってしまう癖がある人にとっては、このように親指の背にテーピングすることで、親指の関節を動かしづらくなり、サムホールの中で、親指をまっすぐにしたまま持つことができるようになり、親指の抜けが良くなります。

このとき、滑るような材質のテープでテーピングをすると、リリースの時にボールが落ちてしまうこともありますので、必ずボウリング専用のテーピングを使い、材質の確認を行ってからテーピングを行うようにしましょう。


3. 中指、薬指のテーピング

ボウリングでの中指、薬指へのテーピングは、主に指の引っ掛かりを良くするために行います。

この場合、指全体に巻いていくようにテーピングをしていきますが、テープを巻きすぎると、指を曲げにくくなってしまいますので、注意しましょう。

また、中指、薬指の保護を目的として、細長いテープを縦にテーピングするやり方もあります。