ボウリングは大変集中力が必要とされるスポーツの一つです。
確かに、ボールを構えてからリリースするまでの一瞬は、ボールを狙ったところに確実に投げることが必要になるところですので、もっとも集中力が必要となります。
また、高いスコアを狙っていくためには、常に同じ場所に投げることが大切となり、ゲーム中の集中力をいかにキープしていくことも重要なこととなります。
ここでは、ボウリングと集中力について考えていきたいと思います。
1.同じところに投げ続けられればパーフェクトが取れる
ボウリングでは、すべての投球がストライクになるとパーフェクトが達成されます。
ストライクを取るためには、ポケットと呼ばれるポジション(右利きの人であれば、1番ピンと3番ピンの間)にボールを投げる必要がありますが、理論的に言えば、ここに常にボールを投げられれば、パーフェクトが達成できることになります。
同じところに投げ続けるためには、正確なフォームとコントロールが必要となるわけですが、さらに集中力がつけば、より正確性が増してくるはずです。
毎回同じところに投げるというのは、体力的にも精神的にも強くなければなかなかできることではありません。
また、ちょっとしたミスを起こした時に、それをカバーしていくのも、技術がしっかりしていることに加えて、ミスしたことをいつまでも引きずらずに、次の投球に集中することではないでしょうか?
2. 集中力が高まるとスコアもアップする
ボウリングでは、理論的にすべて同じところに投げればパーフェクトになりますが、現実はなかなかそのようにいきません。
思わぬところでリリースポイントがずれてしまったり、助走をミスしてしまったりすることやスペアを取るのが困難なスプリットを出してしまったりすることもあります。
このような時こそ、次の投球にすべての神経を集中して、少しでも有利なボールを投げていくことが必要になるわけです。
特に、ボウリングではスペアを取るときやストライク、スペアを取った後の投球は、高いスコアを上げるためにも集中力が必要となる場面になります。
ミスはミスと割り切って、ボールを投げる時は、ポケットまでのボールの軌道をイメージして、狙ったスパットを通すことだけを考えれば、必ず結果はついてくるはずです。
前の投球イメージをいつまでも引きずっていると、アプローチの上で、どこに投げようかとあれこれ悩んでしまい、結果としてコントロールに乱れが出てしまいます。
とにかく、目の前に並んでいるピンをできるだけ多く倒すことだけに集中してボールを投げ込んでいく、これを繰り返していくことがボウリングの技術向上につながることになります。