ボウリングのボールは常にいい状態にしておかないと、そのパフォーマンスを維持することができなくなってしまいます。

ボウラーにとってボールは最も重要な道具になりますので、日頃からメンテナンスを行い、大事に使っていきたいものです

ここでは、ボウリングのボールのメンテナンスについて考えていきたいと思います。


1. 日頃のメンテナンス

その日のボウリングのプレイが終わった後は、ボールの表面の汚れを落とすボウリングボール専用クリーナーをボールにかけて、タオルや専用のクロスで拭き、汚れやオイルなどをきれいに落としてメンテナンスを行いましょう。

ボウリング場のレーンは、想像以上に汚れています。

レーンの上にはチリやホコリはもちろんのこと、摩擦によって生じたボールのカスなども散らばっていて、それが、投げるたびにボールにくっついてきます。

それらの汚れを取るためには、ただ拭くだけでは不十分ですので、ボウリング専用のクリーナーを使ってその日のうちに拭き取ることがボールをメンテナンスするためには大切になるのです。


2. オイル抜き

また、ボールはレーン上のオイルを吸い込んでしまいます。

ボールがオイルを吸収してしまうと、新しい状態の時と比べて、ボールのパフォーマンスが落ち、動きが鈍くなってしまいますし、ボールを投げる時に手が滑ってしまい、投球ミスを生じてしまうこともあります。

このような時は、オイル抜きというメンテナンス作業をして、染み込んだオイルを抜くことで、ボールの性能を取り戻します。

オイル抜きは、ボウリング場に頼むと有料でやってもらえますが、自宅でも作業することができます。

ボールをストーブの前など暖かいところにしばらく置いておくと、汗をかくようにボールからオイルが染み出してきます。

これをタオルなどできれいに拭き取れば、オイル抜きは完了します。

この時に、あまり熱源にボールを近づけないようにしましょう。

あまり暖めすぎると、ボールが割れてしまうこともあるようですので、ストーブを使うのであれば1mぐらいの距離をあけておくようにしてください。

また、熱めのお湯にボールを浸けて、オイルを抜いていく方法もあります。


3. グリップやテープの交換

中指と薬指を入れる穴に入れてあるフィンガーグリップも長く使っているとゆるくなって穴から抜けてしまうことがあります。

このような場合には、フィンガーグリップの交換も検討してみましょう。

また、サムホールに穴の大きさを調整するためにつけたテープもある程度の期間使ったら交換していきましょう。

ここにもオイルがついてしまい、だんだん感触が変わってきてしまいます。

テープが黒くなっているようでしたら、オイルが付着している状態ですので、同じ場所に新しいテープを貼るようにするといいでしょう。