ボウリングの投球での基本動作は4歩助走ですが、助走をスタートする時のポジションも重要です。

ボールを狙ったところに投げるためには、どこのポジション(立ち位置)から正確なフォームで投げるかということが大きな問題となります。

適当なポジションからボールを投げても狙いが定まらず、結果として不安定なフォームで投げてしまうこととなります。

ここでは、ボールを投げる時のポジションについて考えてみたいと思います。


1. 前後の位置を決める

初級者の場合、まずファールラインの10cmぐらい手前で、レーンに背を向けて立ち、少し大きめの歩幅で4歩半歩いたところを助走のスタート位置としましょう。

このポジションは、常にボールを投げる時の起点となりますので、しっかりと覚えておきましょう。


12 左右の位置を決める

初級者の場合は、アプローチにあるドット(黒い点)の右から5番目のドットに左足のつま先を合わせて立つようにしましょう。

このとき、右肩はだいたい右から3番目のドットのあたりに来るように調整をしておきます。

まだボウリングを始めたばかりの初級者の方は、このポジションを基本として、狙うピンによって左右を移動していくようにしましょう。

また、ボウリングに慣れてきて、マイボールやマイシューズを持つようになった中級以上の方は、フォームも固まり始めて、自然とボールが曲がってくるようになりますので、この位置ですと、スポット(1番ピンと3番ピンの間のストライクが出やすいところ)を狙いにくくなります。

このような場合、スタンディングポジションの左足のつま先を5番ドットか4番ドットに移動して、右肩をだいたい2番目のドットあたりに来るように調整しましょう。

この位置を基準として、自分のボールの曲がり具合に合わせて、微調整をかけていくようにして行くことになります。

ここまで、アプローチドットを基準にポジションを説明していますが、だんだん慣れてくると、右から板目15枚目などと数えるようになってきます。

つまり、レーンの板目を数えながらポジションの微調整を行っていくというわけです。

ボウリングを始めたばかりでは、フォームも固まっておらず、ボールのコントロールも不安定なので、板何枚分とかの調整はあまり意味がないのかもしれませんが、だんだんフォームも固まってきて、コントロールも安定してくるようになると、このような細かな微調整が重要となってくるわけです。

どのピンを狙っていくのか、ターゲットを目指してボールを投げるためにも、立ち位置(スタンディングポジション)を決めておくようにしましょう。