ボウリングで、1投目を投げた時に、ピン同士が離れた状態で残ってしまうことをスプリットと呼び、スコア表示では丸で囲んで表示されます。

スプリットは、1番ピンに真正面からボールが当たった時などに起こりやすくなります。

スプリットが残ってしまった場合、特に残っているピンが離れていれば離れているほど、スペアを取ることが難しくなってしまいます。

ここでは、ボウリングのスプリットの取り方ついて考えていきたいと思います。


1.主なスプリットの種類


* ベビースプリット(3番、10番ピン)

3番ピンと10番ピンの間を通す取り方をします。


* 平行ピン(4番、5番ピン、あるいは5番、6番ピン)

残ったピンの間にボールを通す取り方をします。


* ダイムストア(5番、7番ピン、5番、10番ピン)

5番ピンをかすめるように狙う取り方で取ることができます。


* スネークアイ(7番、10番ピン)

取ることがほとんど不可能なスプリットです。


* シンシナティ(7番、9番ピン、あるいは8番、10番ピン)

こちらも取ることがほとんど無理なスプリットです。


* クリスマスツリー(3番、7番、10番ピン、あるいは、2番、7番、10番ピン)

3番ピンと10番ピン、あるいは2番ピンと7番ピンの間を確実に通せば、取ることができるかもしれません。


* 大三元(5番、7番、10番ピン)

取ることはほぼ不可能です。


* ビッグフォー(4番、6番、7番、10番ピン)

これも、取ることはほとんど不可能です。

他にも、ボウリングで考えられるスプリットはいくつかありますが、ここでは主なものについて紹介いたしました。


2.スプリットに対する心構え

スプリットは、ボウリングをプレイしている時には必ず起こってしまうものです。

狙ってできるものでもありませんし、スプリットができないように投げるということも大変難しいことです。

基本的な考え方としては、スプリットが出た時には、無理に取りに行こうとはせずに、確実に倒せるピンを一本でも多く倒していくことを考えていくほうがいいでしょう。

ボウリングは、倒したピンの数を競うスポーツですので、より多くのカウントが取れるスペアを狙いに行ったほうがいいのですが、スプリットの場合、スペアを狙いに行ったことで、結果として一本も倒せないということも起こりえます。

状況によって判断は変わってくるとは思いますが、スプリットが出てもあせらずに落ち着いて最低でも一本は倒して、スペアが取れればラッキーと思うぐらいの気持ちでいくことが大切です。

もし、オープンフレームになったとしても、気を落とさずに次のフレームでリカバリーすればいいやぐらいでボウリングというゲームを楽しみながらプレイすることも必要でしょう。