ボウリングで、1投目の投球で10番ピンが一本だけのこるパターンはよく起こります。

このような場合も、あわてずにしっかりと10番ピンを狙って確実にスペアを取っていきたいところです。

スペアを取るのと一本だけピンが残るのでは、スコアに大きな影響も出てきますので、確実にスペアを取ることは大変重要なことになるわけです。

ここでは、ボウリングのスペアの取り方の中でも10番ピンの取り方について考えていきたいと思います。


1.狙うべきラインと立ち位置

ボウリングで10番ピンを狙う取り方は、基本的に真ん中のスパットを通して10番ピンに当てるように斜めに投げていくものとなります。

1投目で投げるときとは方向が異なりますので、注意するようにしましょう。

真ん中のスパットから斜めに投げていくのかというと、一番右側のスパットを狙ってまっすぐ狙った場合に、ちょっとのコントロールミスでガターレーンにつかまってしまうことと、レーンの真ん中の部分は、比較的多くオイルが塗ってあるために、ボールが曲がりにくいためです。

また、この時の立ち位置ですが、1投目を投げるときと同様に、真ん中のスパットを通って10番ピンが取れるような立ち位置を探していくことになります。

最初は一番左側のスタンスドットに立ち、そこで投げた時に狙いがズレてしまうようであれば、徐々に位置を移動していくようにしましょう。

投げた時に10番ピンよりも右に行ってしまうようであれば、立ち位置を左へ移動し、10番ピンより左に行ってしまうようであれば、立ち位置を右に移動していくようにしましょう。

この時に、ボールが返ってくるところが、邪魔に感じることもあるかもしれませんが、慣れていくうちにだんだん気にならなくなってくるはずです。

立ち位置が定まってきたら、その位置は必ず覚えておくようにしましょう。


2.ストレートボールを投げる

ボウリングでは立ち位置を決める時は、自分の投げるボールが自然に曲がっていくことを考慮して決めていくことになりますが、そうすると曲がりが大きい人の場合、ボールが吐き出されてくる口が邪魔になってしまうことも出てきます。

このような場合、曲がらないストレートボールを投げることもスペアの取り方としては有効な方法です。

ボウリングでストレートボールを投げる場合は、リリース時の親指の方向を通常の10時方向でなく、12時方向に向けることで、縦回転が強くなり、曲がりにくいストレートボールを投げることができるようになります。

また、余裕がある方であれば、スペアを取るためのボールを用意するという方法もあります。

このボールは、摩擦係数が小さい素材を表面に使っているので、レーン上で滑りながら進んでいくので、ボールが曲がりません。

プロボウラーやボウリング上級者の方は、このようなスペアボールを持つことで、より確実にスペアを取っていきます。