ボウリングで、ボールをリリースする時に親指の抜け方が重要なポイントになります。
親指がきつかったりゆるかったりすると、ボールのリリースのタイミングがずれてしまい、コントロールが不安定になってしまいます。
指の太さは、時間によっても変わってくるので、ドリルで開けた穴では、どうしてもそのようなことが起こってしまいます。
このような場合、サムホールの中にテープを貼ることで穴の大きさを調整していくことになります。
ここでは、テープによるサムホールの調整について考えていきたいと思います。
1.サムホールのテープによる調整
ボウリングでは、リリース時のボールの抜け具合を調整するために、サムホールの大きさをテープを貼ることで調整していきます。
ここで使うテープには、親指の腹側にボールの滑りを調整するためのボウリング専用テープを貼り、背側には、サムホールの大きさを調整するためのボウリング専用のテープを貼っていきます。
この時、テープの種類を逆に貼ってしまうと、場合によっては、指が抜けなくなってしまうことがありますので、注意して貼るようにしましょう。
また、サムホールにテープを貼る時は、小さい穴の中にテープを入れていくことになりますので、ピンセットがあると大変便利です。
ドライバーなどの先が細いものでも大丈夫ですが、何もないと大変貼りにくいので、必ず準備しておくようにしましょう。
サムホールの調整用に貼るテープには、さまざまな種類がありますので、まずはボウリング場のインストラクターやプロショップに方に相談し、目的にあったテープを選ぶようにしてください。
2. サムホールへのテープの貼り方
まず、ボールに、中指、薬指、親指を入れます。
次に親指だけを抜いて、親指の背がサムホールのどこに当たっているかを確認します。
テープを適当な大きさにカットし、親指の背とサムホールが当たるところにテープを貼ります。
このとき、ピンセットなど細いものを使うと貼りやすくなります。
貼り終わったら、指を入れてボールを持ち、テープをサムホールに密着させます。
完全に貼り終わったら、実際にボールを投げてみて感触を確認します。
もし、まだサムホールが大きいようであれば、貼ったテープの上にさらにテープを重ねて貼っていき、同じ手順で感触を確かめていきます。
また、ボールの滑りを調整するためには、親指の腹側にテープを貼っていきます。
この場合のテープは、貼りすぎるとボールの感触が変化してしまいますので、貼っても一枚が適当です。
腹側のテープは、汗がついたり、擦れたりすることで、感覚が変わってきますので、定期的に張り替えていくようにするといいでしょう。