ボウリングは、幅広い年齢層の方が手軽に楽しめるスポーツで、普段あまり運動をしていない人が久しぶりにやっても、あまり大きなケガをすることはありません。

しかし、ボウリングを定期的に楽しむようになると、重いボールを繰り返し投げることによる、手首や肘、腰などへの負担が大きくなり、ケガや痛みを起こしてしまうこともあります。

ここでは、ボウリングをプレイすることで発生しやすいケガや痛みについてその予防と対策も含めて考えていきたいと思います。


どのようなケガや痛みが発生しやすいのか?

ボウリングでは、重いボールを持ち上げたり、投げたりする動作を繰り返し行うので、指や手首、肘に大きな負担がかかってきます。

特に手首や肘のけんしょう炎や関節炎が起こりやすく、最初はちょっとした痛みが、日を追うごとにだんだんと強くなり、ひどくなってしまうとボールはもちろんのことちょっとした物でも持てなくなって、日常生活も大きな支障をきたすようになってしまうこともあります。

また、ボウリングでは、ボールをリリースする際に、指を引っ掛けるようにしてボールを投げるため、指の腱を痛めてしまうようなこともあります。

ボールをリリースする瞬間に、指に強い痛みを感じるようでしたら、指の捻挫の可能性が高いと言えます。


2. 早めの対処を

ボウリングのプレイ中に、手首や肘に痛みを感じ始めたら、そのままにせずに、痛みが強くなってくる前にマッサージなどでケアをしていくことが大切です。

関節炎やけんしょう炎の場合、痛みは徐々に強くなってきますので、痛みが弱い段階で、このような対処をしておくようにしておきましょう。

また、痛みの出始めの段階で、サポーターやテーピングなどで痛みが出ている場所を保護することも、症状の悪化を防ぐ効果があります。

もし、痛みではなく捻挫であると感じたら、直ちにボールを投げることをやめて、痛めた部分を固定し、安静しておくようしましょう。

指や手首は、日常生活でも非常に重要な役割を持っている部分ですので、ダメだと思ったらすぐに病院などで症状を診てもらい、適切な処置を行ってもらうことが大切です。

楽しいボウリングですが、ケガをしてしまったり、痛みで投げられなくなったりすると、大変辛いことになってしまいます。

ボウリングも立派なスポーツですので、ケガや痛みを予防するためにも、ボールを投げる前には、十分なストレッチを行い、全身をほぐしてから投げ始めるようにしましょう。