ボウリングにおいて、スペアは非常に重要です。スペアを取るか取らないかでスコアが大きく変わってきます。
スペアを取る練習方法は、色々な本に書いてありますが、正解があるかと言えば、そうではなさそうです。
マイボウラーでもスペアの練習をしている方とそうではない方では、アベレージでだいぶ差が出ます。
それだけスペアを確実に取る練習をすることは、アマチュアのみならずプロにとっても大切なことです。
そのスペアについて、スペアが取れるボウリング上達練習法をお教えします。
1.スパットを通してスペアを取る
スパットとはファールラインから4.5mの所に記されている黒色の二等辺三角形のことです。
この上を通して、ピンを倒します。ピンを観てスペアを取りがちですが、実際、手元で1㎝狂えば、ピンまで行ったらかなりの誤差が生じます。
スパットを通すには、投げる前にスパットを観て確認してから投げることが必要です。
自分の狙ったスパットを通せるようになったら、狙ったピンをしっかり倒すことが出来ます。
中級者や上級者になると、スパットとスパットの間の板目を狙いながら投球します。
ミリ単位の誤差を調整するので、非常に神経を使うスポーツです。
2.そもそもスペアとはどういうものか知る
スペアが大事と言われても、実際どれくらい大事なのかぴんと来ませんね。スコア上、スペアは10点プラス次の本数が加点されます。
スペアと取れなかった場合は、加点がないので点数が伸びません。
スペアを10回取り、ストライクが0回でも、スコアは180点以上出ます。それだけスペアは点数に反映するのです。
3.キーピンを狙う
キーピンとはスペアの時に、最初に当たるピンのことです。後ろのピンより前のピンを倒さないとスペアは取れません。
キーピンを見つけたら、次はどうのようにしてキーピンを倒すか練習をすると良いです。
薄目なのか厚目なのかによって、他のピンの倒れ方が違ってきます。
ピンが離れている場合は薄目に当てて、キーピンを飛ばし他のピンを倒すと良いでしょう。
キーピンを上手く利用するとボウリングのスコアに反映し、上達を実感出来るでしょう。
4.スペアでリズムをつかむ
試合なんかでは、なかなかリズムをつかむのに苦労することがあります。波に乗れない時はストライクが出ず、スペアもミスしてしまいます。
最初からストライクが出れば良いですが、それが無理なら最低限スペアだけでも取っておくことです。
練習の時からスペアをしっかり取り、10フレームの中で良い感触をつかめば、自ずとスコアも上がってきます。
特に大切なのはストライクを取った後のフレームです。そこで確実にスペアが取れたらメンタルも安定し、良いボウリングが出来ます。
プロはスペアを確実に取り、リズムをつかむことで大きな結果を生みます。
以上4つの項目でスペアの練習法について書きましたが、頭で分かっていても実践しなければなかなか上達しないと思います。
スペアの重要性が分かっていても、手元が狂えばミスしてしまいます。
体に覚え込ます為にも、普段の練習からスペアを何度も繰り返すことが大切です。
ボウリングはストライクも大事ですが、スペアでコツコツ点数を稼ぐことがもはや欠くことの出来ない要素なのです。
ご理解頂けたら、さあ今すぐスペアの練習をしにボウリング場へ行きましょう!