ハウスボールはボウリング場に備え付けられているレンタル用のボールのことを指します。
たいていどこのボウリング場でも子供用から大人用までさまざまな重さのハウスボールが用意されていますので、自分にあったボールの選び方を知っておく必要があります。
1. 自分にあった重さのハウスボールを選ぶようにしよう。
ボウリング場のハウスボールでは、6ポンドから16ポンドの重さのボールがそろえられていることがほとんどです。
このポンドというのは、重さの単位で、1ポンドがおよそ454グラムです。
ハウスボールの選び方の目安ですが、女性の場合であれば、10から12ポンド、男性の場合であれば、12から14ポンドを選ぶようにしましょう。
初心者の方は、ボールを持つと予想以上にボールが重いと感じることがあるかと思いますが、ボールが重い方が当たった時にピンに負けないので、より多くのピンが倒れるようになります。
試しにボールを振ってみて少し重いと感じるぐらいがちょうどいい重さです。
ボウリングが上達するにつれて、ボールの重さにも慣れてくるはずですので、だんだん自分にあった重さのボールを得られるようになるはずです。
2. 親指のフィット感が大切です。
ハウスボールの選び方では、指のフィット感も大切な要素です。
ハウスボールの場合、コンベンショナルグリップという親指は根元まで入れ、中指と薬指を第二関節まで穴に入れるような握り方をします。
一般的に、コンベンショナルグリップは一番力を入れやすいグリップですが、このときに重要になるのが、親指を入れる穴の大きさです。
親指を根元まで入れて、左右に動かしてみましょう。
このときに、ゆるくもなく、きつくもなくという感じが一番適した穴の大きさです。
あまり、親指を入れる穴が大きいとボールを投げるときにすっぽ抜けてしまうこともありますし、逆に小さすぎるとボールがなかなか親指から抜けないようなことにもなりかねません。
サイズが合わないハウスボールで投げていると、安定したボールを投げることができなくなり、上達の妨げにもなりますので、自分にあったボールで投げるようにハウスボールの選び方をするようにしましょう。
3. ハウスボールは曲がりにくいボールです。
ハウスボールは、自分の手や上達の度合いによってオーダーメードで作るマイボールとは全くの別物です。
ハウスボールの表面素材には、レーンとの摩擦が少ないプラスチックやウレタンが使われていて、表面が曲がりやすい素材を使っているマイボールと比べると非常に曲がりにくいボールになっています。
まずは、無理に曲げることを考えるのではなく、曲がらないハウスボールを使いながら、正しいフォームを身につけて正確なコントロールをマスターしていくことが、上達への第一歩といえるでしょう。