ボウリングで、スコアを上げていくためには、ストライクが取れるような場所にボールを投げ込んでいく必要があります。

ストライクを取るためには、ストライクを取りやすいポジションを狙ってボールを投げなければなりません。

そのためには、まっすぐなボールではなく、ピンの手前で曲がりながら適切なポジションに入るような曲がるボールを投げる必要があるわけです。

ここでは、フックボールやカーブボールが必要となる理由とそれぞれのボールの違いについて考えてみたいと思います。


なぜ、ボールを曲げなければならないのか?

ボウリングが上達してくると、より高いスコアを取ることを目指すようになります。

高いスコアを目指すためには、当然ですが、ストライクの数を増やさなければなりません。

それでは、ボウリングでストライクを取る確率を増やすためにはどうすればいいのでしょうか?

ピンを倒そうとして、ただ真正面を狙っても、後ろのピンが倒れていくだけで、すべてのピンはなかなか倒れていきません。

ボールがピンにあたり、ドミノのように順番にピンを倒していくためには、真正面ではなく右利きの方であれば、1番ピンと3番ピンの間に、少しだけ斜めに角度を付けたスポットと呼ばれるところにボールを当てなければなりません。

つまり、ボウリングではまっすぐにボールを当てていくのではなく、曲がりながらスポットにボールを当てていく必要があるわけです。


2. フックボールとカーブボールの違い

ボウリングのフックボールは、リリースされたボールがピンの手前までまっすぐに向かい、ピンの直前で急激に曲がっていくボールのことを言い、ボウリングのカーブボールは、リリースをした瞬間から大きな弧を描きながらピンに向かっていくボールです。

カーブボールをこれから習得しようということであれば、まずは、コントロールがつけやすく、ボールの回転も自然な形でつけることができるフックボールを練習していくようにしましょう。

カーブボールは、ボールにより強い回転を与える必要もあり、上級者でないとボールコントロールをつけにくくなりますし、手首の筋力もかなりないといけません。

これからカーブボールを投げようとしている方は、初球から中級へとステップアップしていこうとする方だと思いますので、無理に回転をつけようとすることで手首を痛めてしまっては、本末転倒です。

まずは、フックボールを安定して投げられるようにして、さらに上のレベルを目指そうという時にカーブボールを投げられるようにすれば十分と言えます。