普段ボウリングしている時にピンを手で触れることはほとんどないかと思います。
しかし、ボウリングはボールを投げてピンを倒し、その数を競うゲームですので、そのピンがどのような大きさなのか、また、どのような材質でできているのかを理解しておくこともボウリングを楽しむ上では必要なことではないでしょうか?
ここでは、ボウリングのピンについて理解を深めていきたいと思います。
1. ボウリングのピンについて
1.ピンの材質は?
ボウリングピンの材質は、ハードメイプルという木です。
日本語で言えば、楓(カエデ)という落葉樹で、日本でも広く自生しているおなじみの木ではないでしょうか?
ハードメイプルは、衝撃に強いという性質を持つ材質なので、ボウリングのピンとしては最適な材料と言えるわけです。
また、ストライクがきれいに決まると、大変心地よい音がしますが、これはボールが当たった時に甲高い音が出るように、あえて中心付近に空洞を作っているからです。
この空洞が、ピン同士がぶつかった時のあの気持ちの良い音を作り出す理由になっているわけです。
もし、この空洞がなかったら、ボールがピンに当たった時の音も全く違ったものになり、ボウリングの楽しさが損なわれてしまうかもしれないですね。
2.ピンの大きさは?
ピンの大きさは、高さが38.1cmで重さは約1.6kgです。
また、ピンの重心は、そこの面からだいたい15cmのところの最も太い部分となります。
つまり、ピンの重さの大部分が底の方に集中しているので、ボールがかすったぐらいではなかなか倒れてくれないということになります。
実際にプレイをしているとピンの大きさは小さく感じるかもしれませんが、一升瓶ぐらいの大きさがあり、ピンの太いところは、ボール直径の21.8cmよりも小さい大きさになります。
3.ピンの寿命は?
もちろん、ピンも使っていくうちに劣化していきます。
ボウリング場によって、ピンを交換するタイミングは異なりますが、公認試合では、300ゲーム使用以内のものでなければならないという規定があります。
3.ピンの呼び方と並べ方
通常プレイしている10ピンボウリングでは、一番手前の一番ピンを頂点にピンを正三角形に並べます。
2列目の左から、2番ピン、3番ピンと呼び、続けて3列目の左から、4番ピン、5番ピン、6番ピン、4列目の左から、7番ピン、8番ピン、9番ピン、10番ピンと読んでいきます。
また、5番ピンはキングピンと呼ばれることもあります。
ここまで、ボウリングのピンについていろいろとご紹介してきました。
なかなか間近でボウリングのピンを見ることはないかもしれませんが、ピンのことを知っておくこともボウリングを楽しむためには必要ではないでしょうか?
ボウリングのピンの材質って知ってる?なんてちょっと自慢してみてはいかがでしょう。